国土交通省航空局主催の審査要領(カテゴリーⅡ飛行)改正に関する説明会内容まとめ
国土交通省航空局より、「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領(カテゴリーⅡ飛行)」の改正について説明会が2025年11月に開催されました。
DIPS2.0の変更改正内容をまとめてお知らせいたします。
■【1】制度改正の主なポイント
今回の改正では、以下の 2つの制度が廃止 となります。
① 「ホームページ掲載講習団体による民間技能認証(民間資格)」制度の廃止
これまで、講習団体が発行する民間資格を利用することで、飛行申請時の書類の一部が省略できましたが、2025年12月18日をもって廃止されます。
改正後、省略が認められるのは国家資格を保有している場合のみとなります。
※民間資格のみの保有の方
今後もドローン飛行経験が10時間以上あることがDIPSでの操縦者登録の条件となるため、民間技能認証(民間資格)を保有していること及びその後のドローン飛行経験を背景として操縦者登録はこれまで通り可能です。
② 「ホームページ掲載無人航空機」制度の廃止
メーカーの機体が国交省ホームページに掲載されている場合、申請の一部が省略できる制度でしたが、
こちらも 2025年12月18日に終了します。
改正後、省略が対象となるのは、型式認証機・機体認証機のいずれかに限られます。
■【2】DIPS2.0(飛行申請システム)の重要変更
制度改正に伴い、DIPS2.0に大幅な改修が行われます。
● 申請停止期間
2025年12月15日〜12月18日まで、全ての申請(新規/変更/更新/補正)が停止されます。
● 民間資格の入力欄が削除
操縦者情報に関する「民間資格」の項目が、DIPS2.0から削除されます。
● 過去の申請への影響
12月18日以前にホームページ掲載無人航空機、民間資格を利用して提出した申請は、制度改正後、更新や変更ができなくなります。
■【3】今後
制度改正により、申請の簡略化や運用の効率化において、国家資格を保有するメリットが大幅に増します。
国家資格は必須ではありませんが、今後の飛行申請における負担軽減や業務の幅を広げるためにも取得をご検討されることをおすすめいたします。
■【4】ご案内
一等、二等無人航空機操縦士の国家試験コースをご用意しております。
制度改正後の申請手続きの円滑化や安全運用のため、国家資格取得をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
